思い出の症例

18年目の手紙

現在勤務している病院の小児科入院患者さんの多くは気管支炎・肺炎・胃腸炎などの急性疾患です。

しかし、大学病院にいたときは、半数以上が白血病や小児がんのこどもたちでした。

彼らは、数ヵ月の入院の後、外来や定期的入院での治療を続けて行きます。
   
   
急性疾患で入院するこどもたちも、もちろん可愛いのですが、

やはり、小児科医として特に印象に残っているのは

白血病や小児がんと闘っていたこどもです。Photo

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母の声が聞こえる

消防署の救急隊からERに連絡が入りました。

" 3歳の男児です。 溺水で、心肺停止状態。 今すぐ救急搬送します。"

ERに緊張が走ります。

スタッフが点滴や挿管の準備をしている間に、ERには救急科のドクター、小児科医、研修医たちが集まって来ます。

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目の前のひとつの命

生後10日程の赤ちゃんが発熱を主訴に当科紹介となりました。Photo

診察時、泣き方が弱々しいのがイヤな感じでした。

  

こんな時は、まずは細菌感染症を疑います。

新生児の場合は重症化しやすいため迅速な対処が必要です。

  

すぐに入院管理としました。

  

  

  

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” お姉ちゃんは見た”・・・ヘアピン誤飲

“子どもが何かを飲み込んでしまったかもしれない”という訴えで外来受診するママは時々います。

 

今までの経験上、本当に飲み込んでいたのは3割程度です。

それでは、実際に飲み込んでいた場合は、どのようなものが多いのでしょうか。

  

消化管異物63例の報告 (高見澤 小児科診療 2008)では、

飲み込んだものとして一番多いのはコイン(25)

以下、ボタン型電池(15)、玩具(8)、ヘアピン・針金(4)、指輪(4)、画びょう・ピン(2)、磁石(2)などが続いていました。

また、男児と女児のどちらが多いかというと、

男児が41例、女児が22例で、男が女の倍ほどあり、男のヤンチャぶりを見事に表しています。

  

  

  

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しゃっくりがとまらない

超低出生体重児 (出生体重1000g未満) や極出生体重児 (出生体重1500g未満) などの赤ちゃんは、

  

肺が未熟で呼吸も弱く、人工呼吸器を使うことが少なくありません。

  

そして、人工呼吸器管理をしている途中に、

  

赤ちゃんが しゃっくりをし始めることが何度かありました。

  

  

  

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おならは目にしみる

生まれてくる赤ちゃんが小さかったり、お腹の中で状態が悪かったりなどした場合は

  

小児科医が出産に立ち会いますが、

  

殆どは正常分娩なので、その場合は産後のママたちと顔を合わせる機会はめったにありません。

  

  

しかし、総合病院では、小児科医は、ママが知らないところで、生まれた赤ちゃんを必ず診察しています。

  

  

  

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10円誤飲 ; これって誤診?

“この子、10円玉を飲んじゃったんです!”

1歳の子供を抱きかかえて、ママが救急外来を受診しました。

  

  

  

  

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